ハノイまで

南寧からハノイまではバスが出ている。中国はもっと色々みたいが、いかんせん広いもんだから今回はしょうがない。三週間でタイまでというのは最短で行けば結構すんなり着きそうだが、時間をかけようと思えば一生かけても時間が足りない。
とりあえず、国際バスが発着するターミナルの場所をホテルの人に教えてもらう。ネットで過去の色々な人の体験談を読むと142元とか書いてあったが、値上がりしたのか170元とのことである。

朝8時20分のバスのチケットを購入した。
翌朝早めに着いてターミナルで待つ。バスは概ね時間通りに出発し、高速道路を通って国境へ行く。道はしっかりアスファルトで舗装されたまともな道で、桂林行きのバスの事を考えると同じ国とは思えなかった(AH1と途中に標識があった)。
中国の高速道路にはETCがあったり、標識の表示の仕方が日本の高速道路に酷似していた。
ちなみに車内ではリンゴと甘いパン、水が配られた。

出国審査と入国審査(長蛇の列で1時間位並んだが)にはなんの問題もなく、ベトナム入国。国境エリアではビスを降り、カートに乗りイミグレまで行く。

ベトナム側でも似たようなカートに乗ってちょっと離れたバスターミナルへ行く。
ハノイ行きの人々は共通のバス会社のタグみたいなものを配られ、それを首から下げベトナム側のバス会社の人間が我々を乗客であると認識出来るようにしていた。

ベトナムに入るとこれまで見られなかった水牛などが畑や田んぼにいるのが目につく。

夕方5時頃に到着。中国とベトナムちは時差が1時間あるので、なんだかんだ10時間近くかかったようだ。
自分が一体どこのバスターミナルに着いたのかさっぱり分からないので前に座ってた中国人二人組みに話しかけ助けてもらうことに。彼女達はハノイの中心地のあたりにホテルを取っているらしいので、それについていけば大丈夫だろう。
バスを降りると更に別の中国人二人組みも一緒になり。五人で中心地を徒歩で目指す。距離は3-4kmだから小一時間で着くだろうと踏んで歩き出した。
話には聞いていたし、映像とかもなんども見たもんだから分かってはいたが、バイクハンパない、中国の比ではない。

何回か轢かれそうになりながらとりあえず中心地の湖のほとりまでやって来た。そこで4人とは別れ(晩飯を後で一緒に食べに行ったが)、目星を付けていた安めのホテルへ向かった。
これ。

朝飯付きで6USD。
安いか高いかよく分からないが、ここに二泊する事にした。