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Hpa-an

ビルマにやって来て一夜明けた。
タイとの国境にやって来たのが若干遅かった為、Hpa-anに着いたのは9時に近かった。乗り合いタクシーを降りると、直ぐにバイタクに乗り換える。バイタクは1000kyat、これが高いのか安いのか全く判断がつかないが、それ以外選びようが無いので仕方ない。5分くらい走っただろうか。話に聞いていたSoeBrothersGuestHouseに到着した。シングルで$6との事で、宿代が高いとの話のビルマの中では比較的安い(らしい)。

階段を登ってレセプションに行くと狭い空間に白人がいっぱいひしめいていた。
部屋について尋ねると、話に聞いていた$6のシングルは埋まっていて無いらしい。ダブルならあってそっちは$12との事だ。
高い…

外も真っ暗だし、最近ようやく外国人に解放されたこの町には他に安い宿があるのかすらわからない。
ダメ元でもっと安いの無いの?と聞くと。
「ドミトリーなら$5です」
との事。

あるんかい!

安い部屋があるなら早く言いなさいよね。
通されたのは4階のバルコニーの手前の部屋…
部屋?いや、殆ど通路…
隅っこに申し訳なさげにマットレスが敷かれ、反対の隅には3人分くらいのマットレスが積み上げられている。
まぁ、寝れればいいのよね。

当然通路なので目の前に部屋の入り口がある。暫くするとロシア人と思われる女性2人組みがその部屋にやってきた。
当然こちらを何やら訝しげに眺めている。何度か入ったり出たりしたのだが、何度目かに目の前を通過した際に。
「お前はここで寝るの?」
と聞かれた。
「そうみたいだけど…」
と何となくこちらも不安げに答えた。
「これが一番安かったんだ、$5…」
と説明すると納得したようにドアの向こうに消えていった。
その後もバルコニーで酔っ払った輩が宴会をしていたが、こちらは適当に眠りについた。

翌日、鳥の鳴き声で目が覚めた。
屋根裏に巣を作っているらしく、ひっきりなしに多くの鳥が入ったり出たりを繰り返している。
一羽部屋の中にまでやってきた。

宿の外に出てみると直ぐそばがマーケットになっていて、朝から活気がある。男性の多くはロンジーをまとっており、女性だけでなく男性も顔にタナカを塗っている人が多く目立つ。
いよいよビルマにやってきた実感に満ちてきた。