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『お坊さん』という存在がいかなるイメージで語られているか

タイ 思った事

出会ったほぼ全ての欧米人がビルマやタイに関して驚いていたことがある。それは“僧侶”の実相が彼らのイメージする物とかけ離れているということ。


彼らのイメージする仏教における僧侶のイメージは、最小限のものだけを持ち、質素な食事、質素な生活を送り、一日中読経をしたり瞑想したりと修行に励む姿の様だ。もちろんこれは全ての欧米人の持つイメージを代表するものでなく、今回私が出会った殆どの人の持っていたイメージにしか過ぎないし、“欧米人”といっても本当に多様な国の人々だ。
いずれにせよ、彼らの抱いていたイメージと彼らが目にした僧侶達の姿は大きく異なっていたようだ。

Mindfulfarmにいた際にお寺でお祭りがあったため、かなり近くにお坊さん達を感じられたのだが、彼らの中には葉巻やタバコを吸う者がいた。それが多くの欧米人の関心をかっていたのだ。
また殺生してはならない仏教徒である僧侶が肉を食べたりバーベキューをしている事にかなり驚いていた。さらに体型もとても痩せ型のいかにも痩身なブッダみたいな人々を想像していた様だが(確かにそういう人もいる)、明らかなメタボ体型のお坊さんもいる。
きっと日本のお坊さんはそういった意味ではかなり俗っぽい(かってな私の想像です、異論がありましたら指摘してください)のではないかと私は思っているが、多分日本人の中にもオレンジや暖色系の色の袈裟を着たいわゆ東南アジアに伝わるお坊さん(これもざっくりとした日本人的と考える私のイメージで現実的にはかなり国によって異なるわけだが)というものに対するイメージがあまり明確でなかったり、現実に即したものでない事があるのではないかと思う。
今回の旅の中で出会ったり見たりしたお坊さんの私の個人的見解を述べるのであって、それが正しいお坊さんのイメージであるなどとは毛頭言うつもりはない。

さて、今回バンコクでお世話になっているタケシさん(仮)だが、現在40代前半で、6年前に出家したお坊さんだ。

どういう人間が出家するのかという事に関する傾向などがあるのかどうか知らないが、なんと彼はかつてクラブDJとして働きバンコクに店を構え、スケボーやらTシャツやらレコードやらを売っていたそうだ。

色々話をしていて、昔の写真を見せてもらったりしたのだが、現在の姿からは想像もつかない姿がそこにはあった。当時21歳でLAに行ったときのものだったが、髪はロングでファッションは完全にB-Boy。
他にもバンコクの自分のお店の写真やら友達やら色々見せてもらったが、今の姿からは想像がつかない(確かに顔は20年老けさせたらこんな感じという顔)。
めっちゃかわいい女の子の写真が一枚あったのでこれは誰か?と聞くと、当時の彼女とのこと。職業は女優さん。うん、納得。

そういう過去を持つお坊さんもいれば、Mindfulfarmのピナンはかつて20年以上僧侶生活を送った末に俗世に戻り日本人の女性と出会い結婚し今有機農業に従事している。
彼はVeganだし細身で話す事もどこか禅問答的で瞑想する事をとても推奨している。
逆に僧侶である事を辞める人もいる訳だ。

ビルマであった日本語の出来るお坊さんは2年前に出家したそうだが、それまではヤンゴンで仕事をしていたという。

色々な人が様々な人生を経て出家する訳で、そのプロセスはとても多様だという事。


タケシさんのお部屋の大画面のテレビでサッカー観戦。タイvsシリア。Netflixで映画も見放題!


一番この空間に似つかわしくないなと思ったもの。

ラオスのお寺では少年僧達が寝っ転がってパソコンを観ていた、私達が中へ入っていくとスッと姿勢を直してパソコンを閉じる。学校とかで出してたらヤバイものをさっと隠す日本の少年とかと変わらないなぁ。
それでいんだろうなと思う。