深圳ー桂林 結構大変なのね

夜行バスは中こんな感じ。外履は脱いで入る。

完全に寝てくださいモード。
6時半発と言っても出発したのは7時ごろ。乗客一人。
ここから乗客を拾っていくのだが、結局大した人数ではなかった。
バスの外を見たのは最初だけで、途中からは寝るモード。しかし暑くてよく眠れない。それなのにも関わらずあるのは分厚い毛布一枚だけ、いや無理でしょ…更に全身ベトベトで寝心地最悪。それでもこの2ヶ月は風呂無し水シャワー寝袋生活で鍛えていたのでそこまで気にならない…
道はひたすらに悪路でそっちの方が気になった。昔は荒い運転も何も気にならなかったのだが、自分で運転するようになってからやたら気になる。
がたんごとんという音ではなく、バコンバキ!というとても恐ろしい音がなっている。しかもものすごいスピードだ、どんな道か分からないがカーブも多いようだ。数回外を確かめたが超高速で移り変わる景色を一瞬見てすぐに寝に戻る。
深夜2時に停電したトイレで休憩があった以外は外に出る事は無かったが、時々しばらくの間止まっていた。
さて夜が明けてきた。外を見ると桂林周辺特有の石灰岩の面白山がポコポコと見える、かなりテンションが上がってきたところで前の方から大きな声が。何やらこちらに向かって叫んでいるようだ。ここが桂林の街なのだろうか?
降ろされたはいいものの、ここがどこなのかもわからない。香港にいる間に桂林のユースホステルの住所をスクショで撮ってあったが、手掛かりはいわばそれだけである。歩き出すとすぐにバイクタクシー(これは本当に単純にニケツするやつ)のおっちゃんが話しかけてきた。
住所を見せると何やらここから遠いようだ。いきなりタクシーの世話になるのも癪なので、バイバイ。
しばらく歩き一軒ホテルに入り、話しを聞くと生憎満室との事。更にユースホステルの住所を示すと何やら紙の裏に「阳朔」と書いた。何だろう(とその時は思った)。
さて街行くお兄ちゃんにも住所を見せると「向こう!」的な感じで手を示した。
ここまで問題だったのは英語が通じなかった事である。その為何となくの雰囲気で全て聞いていたのが次に聞いたバイクのおっちゃんの口から思わぬ情報が飛び出した。
「桂林ワンアワー」
ぬな!!
ここはどこだ?
仕方なくバイクタクシーに聞くと10元で連れて行くとの事。10元でワンアワー?安くない?てかニケツで悪路をワンアワー?落ちたらどうしよう…なんて心配しながらも乗車。

数分後バスの前で下車。あー、バスまでね、10元高くね?
バスの人にはちょっと英語が通じた。25元也。
バスの前には
『阳朔ー桂林』とある、成る程ここは阳朔という街なのか…
あとから知るがこの阳朔と言うのが日本人が想像する『いわゆる』桂林の風景の街なようで、桂林の中心地はかなりの街で、そこからボートツアーで阳朔までと言うのが多いらしい。
もうちょいちゃんと調べてくれば良かったのだが、まぁ仕方ない。
ここからの道がまた悪路でギッコンバッコンだったが、景色は良かった。


阳朔の街からの風景

何やかんやで桂林に到着しそこからまたトュクトュクもどきに乗って、とりあえずスクショで撮った住所のユースホステルにやって来た。
花満楼国際青年旅舎
である。

レセプション

あんまり中国っぽくない。
受付のおねいちゃんは英語で対応してくれた。ようやく話が通じる人が出てきて一安心。
ドミトリーで一泊30元。
今のレートで日本円で約500円。