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ハノイーヴィエンチャン 極寒バス地獄

ハノイからヴィエンチャン行きのバスはハノイのホテルのカウンターで購入した。多分自分の足で探したらもっと安上がりになったのではないかと後から思ったのだが、正直面倒だったから、その時はパパッと買ってしまった。
説明によるとPM5:00にホテルのロビーで待っていれば迎えが来るという事で、翌日PM2:00に着くとのことだった。

当日、PM5:00にバイタクのお迎えが来て後ろに乗っかり集合場所へ…
と思いきや、違うホテルの前に降ろされた。そこには5,6人の観光客らしき欧米人達が。さらにそこから徒歩で移動し、再びそこで待たされる。
また何人かの欧米人が合流した。この時点で30分位が経過していた。そこに一台のマイクロバスがやって来た。とりあえず、これに乗り込めと指示される。
話に聞いていたのは寝台バス(これは東南アジアではVIPバスと呼ばれるらしい)だったので、多分また乗り換えるのだろう。
途中また別の人々を拾い、最終的に6時過ぎに街の郊外の路上に降ろされた。完全にただの路上で、他にバスなどはない。暫くすると、一台の大きなバスがやって来た。

早速乗り込むと中には既に地元民が多く乗り込んでいた。聞いていた通りの寝台バスだが、想像よりも狭い。私は一番奥の5人が並んで寝るスペースに入り込んだ。そこに乗り込んだのが間違いであった。
外気温がかなり高かったので、冷房の効いているバスの車内は初め天国のように感じられた。全ての席には薄手のブランケットが備えられている。寒くなったらそれを被るわけだが、何だかものすごい轟音で風が吹いてくる。二段ベット仕様になっているので、天井までの高さは1mもなく、かなり低い(身を起こすと頭がぶつかる)。そこに幾つかのエアコンの送風溝があるのだが、一つが壊れている。つまりちゃんと閉めることができなくなっており、そこから冷気がずっと流れ込んでいた。
更に寝ている場所が問題で、座椅子を150°位に起こしたような状態になっているのだが、その言わば座椅子の金具部分に何故だか隙間があり、そこから「ゴォーー」と冷気が猛烈な勢いで漏れ出しているのだ。ブランケットは薄く、身体を包んでも冷気がしみてくる。
周囲の人も顔を見合わせ、「寒くない?!」という口々に話していた。
バスの人に声をかけると余計にブランケットをくれたのだが、それは何だか微妙な大きさ普通のブランケットの縦半分くらいのサイズ…無いよりは確かにマシだと言えるが、充分とは言えない。
結局かなり寒いまま、車内で過ごすことになってしまった。


何度かトイレ休憩があるが、時々何にも無いだだっ広いところで皆隅の方など、思い思いの場所で用を足したりしていた。
白人の女性はそれを絶望的な表情で眺めていた。

明け方だろうか、バスが止まりエンジンも切られそのまま夜明けを待った。国境に来たようだ。
ようやく冷房も止まり、寒さがおさまってきた。しかし、今度は徐々に気温が上がってきた、気がつくと奥の方で寝ていた女性がより涼しいであろう通路の方に出てきて眠っていた。

さて朝6時を過ぎた頃から外に出て出国手続きへと向かう。何だか時間が妙にかかり、かなり待ち時間が出来た。更にその後のラオスの入国も含めると結局3時間以上は国境越えにかかってしまった。
因みにラオス入国は私以外の観光客は皆ArrivalVISAの申請が必要だったようで、一人でノービザで国境を超えた。
事前に聞いていた話では30日の滞在期限だったと思っていたのだが、実際は15日間であった(後でヴィエンチャンであった方が最新情報では15日みたいだよ、と教えてくれた)。

途中昼飯休憩がPM2:00にあった。周囲には何にもなく、ひたすらに畑や林が広がっている。ハノイの過密感から比べると完全に別世界のようだ。

結局着いたのがPM6:00。丸一日が経過してしまった。
そこからローカルバスで街の中心地へと向かい、調べていたホテルへと向かう。

本当にここが首都なのだろうか?と疑いたくなるような街のスカスカ感。総人口約500万人、首都人口約20万人のラオス、ヴィエンチャン。
ベトナムのいつ死んでもおかしく無いような交通状況と比較にはもはやならない。街の中心地なのに、街が薄暗い。この平穏を求めて旅行者はここへ来るのだろうか?

ここには2泊することにした。今回の宿は14人分のベッドが一部屋に集合したタイプのドミトリー。一泊40,000kip。